美容師として、花嫁支度の技術を受け継ぐということ
美容師さんから花嫁着付けや地髪結いについてのお問い合わせをいただく機会があります。
結婚式のスタイルが多様化する中で、文金高島田や綿帽子、角かくしなど、日本の伝統的な花嫁姿に携わる機会は以前より少なくなっています。
だからこそ、「学びたい」「技術を習得したい」と思ってくださる美容師さんがいらっしゃることを、とても嬉しく感じています。
杠のレッスンでは、着付けや結い上げの技術だけをお伝えするのではありません。
花嫁様との向き合い方、一つひとつの所作、着崩れしにくい着付けの考え方、そして婚礼という特別な一日に携わる責任や心構えを
大切にお伝えしています。
花嫁支度は、ただ着物を着せる技術ではありません。

新郎新婦様、ご家族様の想いに寄り添いながら、その日だけの特別な時間をつくり上げる仕事です。
だからこそ、技術だけではなく「人としての在り方」も大切にしたいと思っています。
「できる美容師」ではなく、「安心して任せてもらえる美容師」に。
師匠である母から教わったのは、花嫁支度の技術だけではありません。
美容師としての立ち居振る舞い、アテンドの仕方、お辞儀の仕方、お客様との距離感、言葉遣い、そして相手への敬意。
婚礼という人生の大切な儀式に携わる者として、どうあるべきかを厳しく教えられてきました。
その一つひとつが花嫁様やご家族様に安心していただくために欠かせない教えだったと感じています。
技術は練習すれば身につきます。
しかし、美容師としての品格や、人を思いやる姿勢は、一朝一夕で身につくものではありません。
だからこそ私は、受け継いできた技術とともに、婚礼に携わる心構えもまた大切に受け継いでいきたいと思っています。
私にとって婚礼の現場は、今も学びの場であり、一番大切な場所です。
これからも一組一組の花嫁様と向き合いながら、婚礼の現場に立ち続けたいと思っています。
そして、師匠である母から受け継いできた技術や、美容師としての品格を、
必要としてくださる美容師さんとご縁があれば、現場での技術や、美容師としての品格もお伝えしていけたら嬉しく思います。
受け継がれてきた技術や想いが、これからも花嫁様の笑顔へとつながっていくことを願っています。
花嫁着付けレッスンや地髪結いレッスン、日本の伝統婚礼技術にご興味のある方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

