なぜ近年、フォトウェディングを選ぶ方が増えているのでしょうか (4コマ漫画シリーズ)
近年、「結婚式は挙げずにフォトウェディングだけ」という新郎新婦様が増えています。
実際に、私たちのもとへもフォトウェディングのお支度のご依頼をいただく機会が以前より多くなりました。
では、なぜフォトウェディングを選ばれる方が増えているのでしょうか。

理由は一つではありません。
まず一番大きいのは、結婚式にかかる費用への不安です。
結婚後の新生活や住まい、将来のための貯蓄などを考えると、「結婚式に多くの費用をかけるより、写真だけでも残せたら十分」と考える方が増えています。
また、仕事や子育てなどで忙しく、結婚式の準備に時間をかけることが難しいという理由もあります。
ゲストを招待し、日程を調整し、打ち合わせを重ねる…。
結婚式には多くの準備が必要です。
「そこまで大掛かりなことはしたくない。」
そう考えるご夫婦にとって、フォトウェディングは負担が少なく、気軽に特別な思い出を残せる選択肢になっています。
さらに、新型コロナウイルスの流行をきっかけに、結婚式そのものを見送ったご夫婦も少なくありません。
その流れが落ち着いた今でも、「結婚式をしない」という選択が以前より身近になったことも、大きな理由の一つだと感じています。
もちろん、フォトウェディングにはたくさんの魅力があります。
お二人らしいロケーションで撮影ができること。
季節の美しい景色の中で思い出を残せること。
時間に追われることなく、ゆっくり撮影を楽しめること。
そして何より、美しい写真という形で一生の思い出が残ります。
だからこそ、私たちもフォトウェディングを素敵な選択だと思っています。
しかし、長年花嫁様のお支度に携わってきた中で、一つ感じることがあります。
それは、写真には残せても、その場でしか味わえない感動は写真だけでは残せないということです。
ご両親の「おめでとう」という言葉。
花嫁姿を見たお母様の涙。
少し照れながら娘の手を取るお父様の表情。
新郎新婦様を囲むご家族の笑顔。
その瞬間に流れる空気や想いは、結婚式だからこそ生まれる大切な時間です。
私は、フォトウェディングを選ばれる方にも、もし可能であれば、ご家族だけでも、小さな結婚式でもいいので「結婚を誓う時間」を持っていただきたいと思っています。
大切な人へ感謝を伝え、新しい人生のスタートをみんなで見届けてもらう時間です。
フォトウェディングも素敵。
でも、その一歩先にある「結婚式」という時間には、お二人だけでなく、ご家族にとっても一生の宝物になる価値があります。
フォトウェディングも素敵。でも、小さくても結婚式を挙げてほしい理由。
美しい衣裳を身にまとい、お二人らしい写真を残すことは、とても素敵な思い出になります。
実際に、私たちもフォトウェディングのお支度を数多くお手伝いしてきました。
だからこそ、その魅力もよく知っています。
それでも私は、できることなら小さくても、ご家族だけでも、結婚式を挙げていただきたいと思っています。
結婚式は、写真を残すためだけの日ではありません。
その決意をご家族や大切な方へ伝える日であり、「これまでありがとう」「これからもよろしくお願いします」という感謝の気持ちを届ける日でもあります。
挙式で交わす誓いの言葉。
指輪を交換する瞬間。
お父様、お母様の少し寂しそうで、それでも嬉しそうな表情。
ご家族の「おめでとう」という一言。
それらは写真だけでは伝えきれない、その場でしか感じられない時間です。
これまで数多くの結婚式に携わってきましたが、挙式を終えた新郎新婦様が「やって良かったです」と笑顔で話される姿を、何度も見てきました。
「家族だけの結婚式だったけれど、心に残る一日になりました。」
そんなお言葉をいただくたびに、結婚式には人と人の想いをつなぐ力があると感じます。
豪華な披露宴である必要はありません。
大勢のゲストを招く必要もありません。
神社やお寺、教会での挙式、ご家族だけでの会食、小さな結婚式でも十分です。
大切なのは規模ではなく、「結婚を誓う時間をご家族と一緒に過ごすこと」ではないでしょうか。
人生には、あとから写真を見返す時間も大切ですが、「あの日、お父さんが泣いていたね」「お母さんがとても嬉しそうだったね」と、ご家族みんなで思い出を語り合える時間は、何ものにも代えがたい宝物になります。
お二人の新しい人生の節目を、ご家族とともに迎える結婚式の素晴らしさを、これからもお伝えしていきたいと思っています。
大きな結婚式でなくても大丈夫です。
お二人らしい一日を、一緒につくるお手伝いをさせていただきます。
ヘアメイク着付け 杠(ゆずりは)は、これからも花嫁様の想いに寄り添いながら、お二人らしい結婚のかたちを一緒に考え、お手伝いしてまいります。


